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【薬に頼らず】アトピーを治す方法!?

1.アトピーは病気ではない。


・現代に激増・重症化しているアトピー
 アトピーは、アレルギーの中のひとつの皮膚疾患で、アトピーの増加や悪化の原因は、皮膚の角層のバリア機能の低下にあると言われています。
 またアトピー体質の人は、生まれつき角層のバリア機能が低く、皮膚の水分が角層から蒸発してしまい、皮膚が乾燥して過敏性を増し、また神経線維も表皮に通りやすくなり、かゆみ生じてしまいます。

 皮膚のバリア機能低下➡保湿機能低下➡かゆみが生じる➡掻破による異物の侵入➡皮膚の炎症

 最近の傾向では、アトピーは小児期や思春期だけではなく、成人を過ぎた20代や30代の若い人においても頻度の高くみられる疾患となっています。
 以前にはみられなかった成人型アトピー性皮膚炎が増えたのは、現代では、環境汚染が進み角層の保湿機能の低下も大きく、また、活性酸素が増えたことが、アトピーを引き起こす最大の原因になっていると言われています。

・アトピーは病気ではなく体質である
 アトピーに関して必ず言われるのが遺伝です。アトピー以外にも、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎などの疾患には遺伝的な要因があると考えられています。
 しかし、アトピーの素因をもっているからといって、必ずアトピーを発症するわけではありません。遺伝的要因に環境要因が加わって発症すると考えられています。
 この発症因子や悪化因子は多くのものが推測されています。例えば、小学校入学以前には食物性のアレルゲンが原因となることが多くみられ、学童期から成人ではダニやハウスダストなどの関与が大きくなるといわれています。
 現在でも遺伝的にアトピー素因をもっている人は、アトピーを発症しやすいですが、最近ではアトピー体質の家族歴がない人やはっきりしない人の数がかなりの多くなっています。
 環境汚染により活性酸素が増え、まら食の欧米化によって脂質の摂取量が多くなり、過酸化脂質が多く産生されて皮膚の保湿機能を奪っていることを意味しています。

・加齢により発症するアトピー
 「子どものころにアトピーだったけれども、大人になったら、発症しなくなった」という人も50歳、60歳となるにつれ再発症するというケースがあります。20代~40代くらいまでは皮膚のバリア機能も強かったものが、加齢とともに衰えてくるからです。
 こういったところからも、アトピーは病気ではなく体質であるという点が見えてきます。仮に病気であれば、薬で治すことができたり、完治します。

2.薬に頼らずアトピーを治す方法


・アトピーにもっとも有効なのは体質改善
 体質改善に取り組むことで、アトピーを発症する回数は大きく減らすことができます。からだにとっても負担が軽減します。

【アトピー性皮膚炎増加、重症化の原因】
 ①本人の体質:金属アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど
 ②生活環境:動物性脂肪を含む食事、寝不足、過労、ストレスも多い生活など
 ③環境:環境汚染の悪化、ハウスダスト、ダニ、皮膚に影響をある化学物質、新築家屋など

3.アトピーに有効な体質改善(食事編)


・食べてはいけないもの
 ①動物性脂肪はNG食品
 肉類は摂取してはいけません。また、マヨネーズ、マーガリン、バターは動物性脂肪の多い食品です。そういうものが大量に入っていそうな食品、たとえばラーメン、甘いお菓子やポテトチップスのようなスナック菓子もNG食品になります。
 ②乳製品は避けるべき食品
 牛乳、ヨーグルト、チーズ・・・乳製品のなかにも、やはり動物性の脂肪は含まれています。乳製品を摂取することで動物性脂肪の取り過ぎにつながる恐れがあるため、大量にとることは控えましょう。
 ③ぬかや灰汁の弊害
 玄米の表面に脂の多いぬかが大量についており、ぬかのヒスタミンがかゆみの原因になります。
 灰汁の強い食べものはアトピーを悪くします。レンコン、タケノコ、ごぼう、うどなどの根菜、ぜんまい、わらびなどの山菜、なすなどの夏野菜も灰汁が強いので要注意です。
 ④南国由来の豆もNG食品
 チョコレート、コーヒー、ココアこれらの嗜好品は血管壁の刺激物質であり、とくにチョコレートを食べている人は悪化しやすいといわれています。
 ⑤アルコールは嗜む程度に自己責任で
 アルコールは血管拡張作用でかゆみを促します。
 ⑥タバコはあらゆる病気に悪影響
 タバコはすべての病気に対してNGになります。
 ⑦甘いものの取り過ぎはよくありません。
 クッキー、ケーキ、プリンのようなものは、脂肪分が多いので避けるようにしましょう。

・食べ方によるもの
 ①背に脂の多い青魚は要注意
 肉類を抑えて、それでも症状が収まらない人は、脂の多い青魚(さんま、サバ、いわし、ハマチなど)を抜くようにしましょう。
 ②甲殻類はOK食品か?
 甲殻類自体はアトピーには影響しませんが、甲殻類アレルギーの人がいますので注意が必要です。
 ③植物性油だから安心!?
 いい油でも取り過ぎはとくにアトピーの人には悪影響を及ぼすと考えましょう。

・食べてよいもの
 ①積極的に摂りたい抗酸化物質を含んだ食品
 抗酸化物質にはビタミンA(小松菜、ニンジン、タラなど)、ビタミンC(いちご、みかんなど)、ビタミンE(かぼちゃ、アボカド)、またブルーベリー(アントシアニン)、トマト(リコピン)、緑茶(カテキン)、ごま(ゴマリグナン)などがあります。
 ②サプリメントは効果があるのか?
 今よりもいい状況に体質が変わってきているのであれば、そのサプリメントは飲み続けても大丈夫です。過剰摂取には注意しましょう。

4.アトピーに有効な体質改善(睡眠・ストレス編)


・ストレスはかゆみを増す
 ストレスもアトピーの要因ですので、アトピーのことだけを気にし過ぎる生活もよくありません。
・「寝不足、過労、ストレス」のケアは重要
 ストレス対策としては、ちょっとした時間でも自分が寝ている状態に近づけるようにしましょう。過労やストレスにならないよう、十分に休むようにします。
・運動との付き合い方
 運動のしすぎも活性酸素を増やしてしまうのでよくありません。
 アトピー重症者のかたは、夏は野外のスポーツ(野球、サッカーなど)は避けるようにしましょう。活性酸素をたくさん生み出さない適度なものをおこないましょう。
 水泳や海水浴も注意が必要です。
・日焼け止めの選び方
 日焼け止めは紫外線を吸収するタイプと放出するタイプの2種類があります。アトピーのかたは、紫外線吸収剤が入っているものは高確率でトラブルがおきます。敏感肌用でも吸収剤が含まれている製品も多いので、必ず試しながら使用するようにしましょう。

5.アトピーに有効な体質改善(生活習慣編)


・季節ごとの対策
 気温差がある季節の変わり目には注意をしましょう。
 春には花粉症の季節です。ハウスダストも増えます。夏には汗によるかぶれと細菌感染が起こりやすいので清潔にしてください。またエアコンによる乾燥にも注意してください。秋には急激に気温が下がり、乾燥する時期に入ります。保湿を心掛けるようにしましょう。冬は乾燥はもちろん、こたつなどの暖房器具で蒸れたり、低温やけども起こしやすいです。

マッシー
マッシー
入浴後に肌はいちばん乾燥するから、入浴後5分から10分以内を目安に保湿剤を塗るようにしましょう

・薬の服用はできるだけ避けたいさまざまなアレルギー症状
 アトピーはアレルギー症状のひとつなので、アトピーの人は花粉症、喘息、アレルギー性鼻炎などにもかかりやすいです。花粉症対策の注射はありますが、保険適用されるのはステロイド系の注射です。これは絶対にやめるようにしましょう。
・温熱用品でかゆみが増幅される
 アトピーだと、こたつや湯たんぽ、カイロでかゆみが出てしまうことがあります。使ってはいけないということでは、ありませんが状況を確認しながら使用するようにしましょう。
・選ぶべき洋服の素材
 洋服は毎日洗ってよくすすいで天日干ししてください。素材は綿か絹制のものがよいでしょう。
・宝飾品・金属製品にも要注意
 ネックレス、指輪、時計などの貴金属に反応が出てしまう人もいます。
・寝具は清潔第一
 清潔を保つために、寝具はこまめに天日干しをして殺菌して下さい。ダニやその死骸でアレルギー反応が出てしまう人もいるので、マットレスには、ベッドマッドを敷いて洗濯もこまめにしましょう。

マッシー
マッシー
アトピーは病気ではなく、体質だから薬だけでは、症状は治まらず、日常生活の習慣を改善しなけらば薬も効かなくなるよ

エリー
エリー
保湿剤にも、液体から軟膏とさまざまな種類があるから、季節、部位、ライフスタイルに合わせて変えていく必要があるね