1.母乳育児を続けるのは大変なの?
・母乳育児は「がんばる」必要はありません
母乳育児が大変だと思うのは、最初だけといいます。
最初の山が産後3日間、次が2週間、1ヶ月ちきて、生後3~4ヶ月を迎える頃には、ほとんどのママが「母乳ってらくちん!」という状態になっています。
・私たちはほ乳類、母乳はラクで万能
何十万年もやってきたから身体に合っている。
経済面でも、ほとんどお金がかからなく、母乳自体の成分に、免疫物質も豊富に含まれており、母乳の子は風邪をひきにくくなります。
抗アレルギー物質もあり、アレルギーを発症しにくくなります。
母乳育児はママと赤ちゃんにとって、精神安定剤的な役割も果たします。」
ただおっぱいをあげるだけで、最善の環境を与えてあげることができます。
・母乳はママの身体にもメリットがいっぱい
母乳をあげることで、子宮収縮が促され、産後の回復が早くなります。また、体脂肪が母乳の分泌に使われるため、減量効果も期待できます。
そして、大きなメリットとしては、生理の再開が遅くなることです。生理が来ないとは卵巣がお休み状態ということで、これが後々の更年期障害を軽くしてくれます。
2.母乳で育つ赤ちゃんについて、知っておきたいこと
・泣いたらおっぱいではダメ?
おっぱいは1時間ぐらいで消化吸収してしまうので、飲みすぎるということがありません。対するミルクは消化に3時間ぐらいかかるので、好きなだけどんどん与えると赤ちゃんに負担がかかります。
おなかが空いて赤ちゃんが泣いていると感じたら、本能のままに授乳をしましょう。時計で育児をしないで、数字で育児をしないで赤ちゃんを、見てあげましょう。
・おっぱいをすぐに離してしまう
短時間でたくさん飲めるようになってきた証拠です。おしっこが出ていて、授乳間隔もあいて、体重が増えているなら何も問題はありません。
・体重はゆっくり増えていけば心配ありません
体格は遺伝的要素が大きいです。体格や成長のスピードは、遺伝や家族性の要因も十分に考えられます。
・毎回のように飲んだら吐く子
胃の容量オーバーを調整しているだけです。たくさん飲むのに、胃の形はまだ未熟、そして手足の動きが活発になるため、ちょっとした刺激で胃の中の母乳は簡単に逆流してくるのです。
げっぷは必死にさせなくても大丈夫です、また機嫌が良いなら吐いても大丈夫です。