こんにちは、マッシーです。
このブログでは育児の大変さと楽しさをみんなで共感し、将来を少しでも豊にできるような情報を発信していきます。
1.生まれつき賢い子の資質とは?
・子どもの知能には、親にはなんの手立てもできない部分がある。知能の約50%には遺伝子が関与しているといわれています。
遺伝子で決まる脳の力は全体の半分にすぎないということになります。子どもの知能は生育環境に大きく影響を受けることになります。
※脳の構造の特別な違いが天才になるとは立証されていません。
・IQはあくまでも知能を測定するひとつの手法にすぎない。
IQは生涯にわたって変動することが示されていて、環境から驚くほど大きな影響を受けます。ストレスや年齢でも変わってくるし、当人が受験者の大半と異なる環境文化で育っていても変わってきます。
一つの数値に人間の知能という複雑なものを表現するだけの柔軟性はないといえるでしょう。
・知能には、探求心、自制心、創造性、コミュニケーション能力など、さまざまな具材が必要になる。
①探求心
赤ちゃんは一回ずつ試しながら周囲の環境について確認し、そのやり方で修正しながら学んでいくことがわかっています。
②自制心
気を散らせるものを遮断できる子どもは学校での成績がはるかに良いことが示されています。
③創造性
経験がアイデアのもとになります。創造性に「リスクを冒す度胸」がかかわるといわれています。
④コミュニケーション能力
人間の能力には言語能力が重要な役割をはたしています。
人間が学習するうえで、もっとも原始的な手法は「人との交流」を通じて身につけるやり方になります。
言葉を使わない「ノンバーバル・コミュニケーション」といものがあり、能力を高めるのに必要なのは「顔をあわせて」コミュニケーションをはかる時間になります。赤ちゃんの脳が必要としているのは、一貫して両親とじかに交流する時間になってきます。
2.賢く育てる環境のつくり方
脳の本業は学習ではありません。脳は学習そのものにはまったく興味がなく、関心をもっているのは「生き延びる」ことだけになります。なかでも重要なのは、子どもに教養を身につけてほしいなら、親は「安全な環境」をつくらなければなりません。
①なるべく1年間は母乳で育てる
世界各地でおこなわれた研究によって、「母乳を与えれば赤ちゃんが賢くなる」ことが判明しています。
アメリカでは、母乳で育てられた子どもは、粉ミルクで育てられた子どもと比べて、認知機能テストで平均8ポイント高いスコアをだしたうえ、その効果は授乳を終えて10年近くが経過しても観察でき、母乳で育てられた子どもは、とりわけ読み書きの成績がよかった結果が出ています。
米国小児科学会は、赤ちゃんが生まれてから最初の半年間は母乳だけで育てて、離乳食が始まっても授乳を続け、1年後に離乳させることを推奨しています。
②赤ちゃんにたくさん話かけよう
親が子どもに話しかけるほど、たとえ生後間もない新生児であっても、子どもの言語能力は向上し、向上するスピードも上がる。1時間に2100語を使うといいといわれています。
③遊びバンザイ!
いまでは、オープンエンドの遊びこそが、子どもの神経の発達においてタンパク質と同じくらい重要であることがわかってきています。
ある種のオープンエンドの遊びをしてすごした子どもたちには、対照群の子どもたちと比較して、次のような特徴がみられるようになります。
・創造性をいっそう発揮する
・言語能力が高い
・問題解決力がすぐれている
・ストレスを感じにくい
・記憶力がいい
・社交性がある
ただし、オープンエンドの遊びなら、なんでもめざましい成果を得られるというわけではありません。ただひたすら自由に好きなように遊ばせればそれでいいというわけではありません。
子どものあらゆる認知機能を向上させたいのであれば、衝動を抑えたり、自制心を強くしたりする遊びを選ぶようにしましょう。
④IQではなく、子どもの努力を褒める
親が何を褒めるかによって、子どもが「成功」と認識するものが決まってきます。
例えばテストでいい点数をとったときなど、頭の出来がいいと褒めるのではなく、「よくがんばった」と努力したことを褒めるべきです。
子どもの努力を褒めていれば、子どもはもって生まれた知能がどれほどのものであれ、それを最大限に発揮できるようになります。
3.賢く育てるための行動
・子どもは親を真似る
見せる内容は慎重に選ぶようにします。子どもは真似をするのが大の得意で、たった一度ある行動を見ただけで、真似して同じ行動をとる能力「遅延模倣」があります。
・2歳まではテレビを見せない
テレビは敵意を持たせ、集中力をそぐと言われています。
1日に3時間テレビを見る未就学児は、まったくテレビを見ない子に比べて、注意力に問題が生じる可能性が30%高くなります。
現在、テレビが成績に及ぼす影響については研究がおこなわれていて、その中間報告によれば、テレビは読解力と言語習得力の両方に悪影響を与えているといわれています。
・脳は運動が大好き
活発な子どもは座りがちな生活を送っている対照群と比較して、実行機能のテストで高いスコアを獲得し、運動を続けているかぎり、高いスコアを維持できるという。最高の結果が生じるのは、親が子どもと一緒に運動をした場合になるといわれています。
4.幸せに育てる親の接し方
・子どもは親に見守られ、よく耳を傾けられ、反応してももらう必要がある。
・他人がどう考えているかを推測する。
・厳しいけれどあたたかい子育てを通じて、愛情を育む。
・子どもが共感反射する能力を伸ばす。
1.親の目に見えている、子どもの感情について説明する
2.どうしてそうした感情の波に揺さぶられたのか、その理由を推測する。
・自分の気持ちを言葉で表現し、客観視する練習をする。